上司と部下

モヤモヤすることが世の中には多いですねと
なんだか偉そうな人たちの対談記事を目にした
そうですね、と私は思う

何となく読み進めると
「上司からのSNSの申請を承認するかどうかとかね」
そんなことを言っていて首をひねる

部下のプライベートを知りたいとは
仕事熱心な上司だなぁ、と
わたしは感心してしまったけれど
部下は迷惑千万に違いないと思った

上司と部下
その肩書き以上の何かが築けていなければ
プライベートまでの干渉は面倒だろう

どうしてもっともっとと思うのだろう
仕事の時間に話すだけでは物足りないのだろうか
言いたいことがあるんだろうか
知りたいことがあるんだろうか
それならばSNSを通してじゃなくて
仕事終わりに「ご飯奢るよ」と声をかけた方が早いのでは

いろいろと巡る思考をそこでぶった切る
上司と部下の関係の構築の正しさなんて
今さらなこと

昇進したいとかしたくないとか
気に入られたいとか関わりたくないとか
人によって違うのだ
違うからこそ
比べるべくもない

わたしとしては
上司からのSNS申請っていう
状況自体から遠ざかりたいものだ

制作日:2018.10.31
すがら和叶

あなたは知らない

前を行く人がドアを開いた
ガラス製の重そうなドア
自分も開けることになるのだと
私は取っ手に向けて手を伸ばす

けれどドアは開けられたまま
前の人が開けたままにしてくれている

眼を瞬かせてから
そそくさと通る
小さく「サンキュ」と言えば
「You are welcom!」と気楽な声が返ってくる

アメリカに留学して初日のことだった
「こっちでは当たり前だよ」と誰かが言っていた
わたしがとてもうれしくて飛び跳ねたくなったことが
当たり前だというのなら
この小さな感動を
あなたは知りえないのでしょうね

制作日:2018.10.30
すがら和叶

(私はドア開けるの忘れて不機嫌にさせていたのかもしれないとも思う)

素敵なこと

いつも笑顔でいてくれること
顔を合わせたら挨拶をしてくれること
好き嫌いに対して気を遣ってくれること
些細なことにありがとうと言ってくれること
嬉しい時に一緒に喜んでくれること

そんな素敵なことをしてくれる人に
大好きだって言えることは
なんて素敵なことだろう

制作日:2018.10.30
すがら和叶
(10/29分の更新。12時間遅れで申し訳ありません。精進します!)

疑っています

腰が抜けるような
目が点になるような
肌が泡立つような
耳を疑うような
舌が痺れるような

何かが起きるような瞬間は
疑うことから始まるのだと
信じている節があるのです

制作日:2018.10.28
すがら和叶

羨ましいだけ

愛だとか
恋だとか
口にできないのは
それらを信じているからだろうか

好きであることは
認められるのに
愛も恋もわからない
わからないままが良いと思ってる

愛だとか
恋だとか
それで幸せになれると思っていることだとか
疑わない人が羨ましい

憧れているからこそ
わたしは知らないふりをする
ばかばかしいと笑ってみせる

それらはきっと砂糖菓子よりも
甘いのだろうと思うだけで
口にしなければ
本当の味がどんなのかは知らなくてすむのだもの

制作日:2018.10.27
すがら和叶